最終戦争論・戦争史大観
石原莞爾
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)真面目《しんめんぼく》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)包囲|殲滅《せんめつ》
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(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「血+半」、62−12]《ちぬ》らずして、
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[#ページの左右中央]
最終戦争論
[#改丁]
第一部 最終戦争論
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昭和十五年五月二十九日京都義方会に於ける講演速記で同年八月若干追補した。
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第一章 戦争史の大観
第一節 決戦戦争と持久戦争
戦争は武力をも直接使用して国家の国策を遂行する行為であります。今アメリカは、ほとんど全艦隊をハワイに集中して日本を脅迫しております。どうも日本は米が足りない、物が足りないと言って弱っているらしい、もうひとおどし、おどせば日支問題も日本側で折れるかも知れぬ、一つ脅迫してやれというのでハワイに大艦隊を集中している
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