《あさみどり》色、羽は暗褐色《あんかっしょく》に淡褐色《たんかっしょく》の斑点《はんてん》、長い足は美しい浅緑色をしていた。それをあらくつぶして、骨をトントンと音させてたたいた。それにすらかれは疲労《つかれ》を覚えた。
泥鰌《どじょう》も百匁ぐらいずつ買って、猫にかかられぬように桶《おけ》に重石《おもし》をしてゴチャゴチャ入れておいた。十|尾《ぴき》ぐらいずつを自分でさいて、鶏卵《たまご》を引いて煮て食った。寺の後ろにはこの十月から開通する東武鉄道の停車場ができて、大工がしきりに鉋《かんな》や手斧《ておの》の音を立てているが、清三は気分のいい夕方などには、てくてく出かけて行って、ぽつねんとして立ってそれを見ていることがある。時には向こうの野まで行って花をさがして来ることもある。えのころ、おひしば、ひよどりそう、おとぎりそう、こまつなぎ、なでしこなどがあった。
新聞にはそのころ大石橋《だいせっきょう》の戦闘詳報が載っていた。遼東《りょうとう》! 遼陽! という文字が至るところに見えた。ある日、母親は急性の胃に侵《おか》されて、裁縫を休んで寝ていた。物を食うとすぐもどした。そして吃逆《
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