ディカーニカ近郷夜話 前篇
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI
ソロチンツイの定期市
SOROCHINSKAYA YARMARKA
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli
平井肇訳

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)絢爛《きらびやか》さ

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)二十|留《ルーブリ》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「木+解」、第3水準1−86−22]

*:訳注記号
 (底本では、直後の文字の右横に、ルビのように付く)
(例)麻布《あさ》の*寛袴《シャロワールイ》
−−

[#ここから15字下げ]
家のなかにゐるのは退屈だ。
ああ、誰か外へつれだしてお呉れ
娘つ子があそび戯れ
若い衆がうろつきまはる
賑かな賑かなところへと!
[#ここから25字下げ]
――古伝説より――
[#ここで字下げ終わり]

      一

 小露西亜の夏の日の夢心地と、その絢爛
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