_ア」に傍線]が講釋に耳傾けんは、あまりに甲斐なき事ならずや。見よ、我が馬に騎《の》りて市《まち》を行くを。美しき少女達は、燃ゆる如き眼《ま》なざしして、我を仰ぎ瞻《み》るなり。わが貌《かほばせ》は醜からず。われには號衣《ウニフオルメ》よく似合ひたり。此街の暗きことよ、汝は我號衣を見ること能はざるべし。我が新に獲たる友は、善く我を導けり。彼等は汝が如き窮措大《きうそだい》めきたる男にあらず。我等は御國を祝ひて盞を傾け、又折に觸れてはおもしろき戲をもなせり。されど其戲をもの語らんは、汝が耳の聽くに堪へざるところならん。そなたの世を渡るさまをおもへば、男に生れたる甲斐なくぞおもはるゝ。我はこの二三月が程に十年の經驗をなしたり。我はわが少年の血氣を覺えたり。そは我血を湧し、我胸を張らしむ。我は人生の快樂を味へり。我唇はまだ燃え、我咽はまだ痒《かゆ》きに、我身はこれを受用すること醉ひたる人の水を飮むらんやうなり。斯く説き聞せられて、我はいつもながら氣|沮《はゞ》みて聲も微《かすか》に、さらば君が友だちといふはあまり善き際《きは》にはあらぬなるべしと答へき。ベルナルドオ[#「ベルナルドオ」に傍線
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