nツバス・ダアダア」に傍線]先づ開場の演説をなし、諸生徒は次を逐ひて詩を讀みたり。シリア[#「シリア」に二重傍線]、カルデア[#「カルデア」に二重傍線]、新|埃及《エヂプト》、其外梵文英語の作さへありて、その耳ざはり愈※[#二の字点、1−2−22]あやしうして、喝采の聲は愈※[#二の字点、1−2−22]盛なりき。但だ喝采の聲には、拍手なんどのみならで、高笑もまじるを常とす。
 われは胸を跳らせて進み出で、伊太利を頌したる短篇を讀みき。喝采の聲は幾度となく起りぬ。老いたる僧官達も手を拍ち給ひぬ。ハツバス・ダアダア[#「ハツバス・ダアダア」に傍線]出來る限のやさしき顏をなし、手中の桂冠を動かしつ。伊太利語の詩もて、我後に技を奏すべきは、獨りベルナルドオ[#「ベルナルドオ」に傍線]あるのみにて、其次なる英語は固《もと》より賞を得べくもあらねば、あはれ此冠は我頭の上に落ちんとぞおもはれける。
 その時ベルナルドオ[#「ベルナルドオ」に傍線]は壇に登りぬ。我はあやぶみながら友の言動に耳を傾け目を注ぎつ。友は些《いさゝか》の怯《おく》れたる氣色もなく、かのダンテ[#「ダンテ」に傍線]を詠ずる詩を誦
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