の歌集の出版が一寸途切れて居る。それまでは必ず一年に一册、どうかすると二册づつも出して來てゐたのであるが、『溪谷集』を出してからまる三年の間何物をも出してゐない。そして大正十年三月に出したのが『くろ土』であり、二年おいて同十二年五月出版のものが即ち最近の『山櫻の歌』となるのである。この二册に就いては多く諸君の知悉《ちしつ》せらるる所だらうと思ふので筆を略《はぶ》く。
底本:「若山牧水全集 第七卷」雄鷄社
1958(昭和33)年11月30日発行
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
※「飮」と「飲」の混在は「飮」に統一した。
入力:柴 武志
校正:林 幸雄
2001年6月20日公開
2005年11月10日修正
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