なら、わがソ連政府はユダヤ人で組織せられているし、また貴国の政治はユダヤ人の金の力によって支配せられているのであるから、早くいえば、本家の兄と、そして養子にいった弟との関係みたいに切っても切れない血族なのですからねえ」
この会話でもって察せられるように、英国はついにソ連を仲間にひき入れ、日本の前に武器をもって立ったのであった。
ことがここまではこぶまでには、英国はずいぶんいろいろの策略をつかったが、殊に横須賀における日本少年の英国水兵殺害事件は、対日戦を起すのに一番都合のよい口実となった。しかしそれはどこまでも口実なのであって、対日戦の根源ははるか日中戦争にあった。いや、それよりももっと前、英国系のユダヤ財閥が、日本追い出しの陰謀を秘めて、中国を植民地化するために四億ポンドという沢山の資本をおろしたときにはじまったというのがほんとうであろう。
ついにこの日、五月十七日!
ここにわが帝国は、北と南との両方から、世界一の陸空軍国と、世界一の海空軍国との協同大攻撃をうけることとなった。
もちろん宣戦布告などのことはなく、英ソ両国の精鋭軍団は、一方的に軍事行動を起したのであった。
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