》として、エレベーターからふたたび姿をあらわしたのである。小わきには、冷蔵庫にしまってあった、自分のもとのからだをだいていた。
「山形君、どうしたんだね」
「先生、だめなんですよ。発電室の前には、何十人という機械人間が、火焔放射器を持って立っていて、めったなことでは近づけません。こちらの戦法を、向こうに横どりされましたよ。それでこうして逃げて来たんです」
山形警部は、いまにも泣きだしそうな声であった。
「困ったな。それで君のだいているそのからだは、いったいどうしたんだい」
「どうせ死ぬのなら、こんな女のからだではなく、せめて自分のからだで死にたいと思いましてね。いよいよ玉砕《ぎょくさい》ときまったら、先生に手術してもらいたいと思いまして……」
山形警部はついに泣き声になってしまった。
「困った、困った……」
博士の機械人間は、腕を背中にくんで、部屋の中を、こつこつと歩きまわっていた。第一次、第二次の攻撃は、どうにか撃退したものの、いつあらたな武器を持って、第三次の攻撃が始まらないともかぎらないのだ。
「よし、全員待避《ぜんいんたいひ》!」
博士は一同をひきつれて、エレベーターへ
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