てて、廊下《ろうか》の方へ姿を消した。
「戸山君、これはどうしたんだろうね。見つかったら命がないと思って、ひやひやしていたら、あの機械人間は、ふしぎなほど、こちらに親切じゃないか」
一人の少年が、戸山君の耳にささやいた。
「そうだね。じっさいふしぎだ。機械人間はぜんぶ、X号の手下だと思っていたら……きっと、機械人間もああして考える力を持つようになったものだから、X号に反対する仲間もそのうちにできて来たんだろうね」
こうでも考える以外、まったくなんとも考えようはなかったのである。
そのうちに、機械人間は、手に何か、火焔放射器《かえんほうしゃき》のようなものをかかえてかえって来た。
「先生、それではこの錠《じょう》を焼ききりますよ。やけどをするといけませんから、向こうのすみへ、はなれていてください」
しゅーッと音がして、機械からは、紫色の雷弧《アーク》がとびだした。その火にあたると、がんじょうな鉄の錠も、みるみるあめのようになって、どろどろに熔《と》けおちてしまったのだった。
「さあ、これで扉はあきましたから、出ていらっしゃい」
サルは、おどりあがって、檻からとびだした。
「あり
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