械人間はおこったようであった。
「きさまらは、X号の一味のくせに、ぼくの正体《しょうたい》がわからないのか。ぼくこそ、ほんとうの谷博士だぞ」
機械人間は、おどろいたように、二三歩よろよろとよろめいた。
「そんなばかな……そんなはずは……だがいったいそれはほんとうですか」
「ほんとうだったら、どうするんだ」
「そういえば、声もたしかに先生の……これは失礼いたしました。ずいぶん先生を、おさがししていたんですがね。まさか、こんなところにおられるとは気がつきませんでしたから。先生、X号の陰謀《いんぼう》をごぞんじですか。地球上の人類を絶滅《ぜつめつ》させて、自分らがそのかわりにとってかわろうという………」
「知っている。知っているとも。X号は気が変になってしまったんだ」
「そのとおりです。先生、早くこの檻から出てください。そして先生のお力でなんとかして、このX号を倒してください。さもないと、あとわずかのうちに、とりかえしのできないことになりますから……」
「わかっているよ。君がそんなにいうのなら、ともかくここから出してくれたまえ」
「承知《しょうち》しました」
機械人間はこつこつと足音を立
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