は、その夜、例の焼けのこりの絹ハンカチを灯《あかり》の下にひろげてみた。
ざんねんにも、四分の一か五分の一ほどしか残っていない。
が、それでもこれは重大なる手がかりなのだ。
さて、読みかかったが、絹ハンカチに書かれてある文字は、細い毛筆で、達者にくずしてあるため、判読するのがなかなかむずかしかった。
しかし少年は、その困難を越え、字引をくりかえし調べて、どうやらこうやら一応はその文字を拾い読むことができた。
いったい、どのような文句が、そこに書きつづられていたであろうか。
十四行だけ残っていた。しかしその一行とて、行の終りまで完全に出ているわけでない。しかし行の頭のところは、みなでている。それは、次のような文字の羅列《られつ》であった。
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ヘザ………………………………
たる………………………………
二つ合……………………………
蔵する宝…………………………
の開き方を知……………………
り。オクタンとヘ………………
しため協力せず…………………
する黄金メダルの………………
のと暗殺者を送…………………
斃《たお》れ黄金メダルは暗……………
り、それ
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