ぎ》ったばかりに、宝の山へ入っても、手を空《むな》しゅうしてかえるよりほかはないのじゃ。わっはっは、わっはっは!」
四馬剣尺が腹をかかえて笑っているとき、ギリギリと奥歯をかみ鳴らした机博士、物凄《ものすご》い形相《ぎょうそう》をしたかと思うと、いきなり四馬剣尺の体を背後《はいご》からつきとばした。
と、これはどうだ。
あのいわおのような体をした覆面《ふくめん》の頭目の体がふがいなくもフラフラよろめいたかと思うと、やがて、腰のへんからふたつに折れて、ドシンと床にひっくりかえった。
「おのれ!」四馬剣尺は覆面のなかで叫んだが、どういうものか、モガモガ床で、もがくばかりで、なかなか起きあがることができないのだ。木戸と仙場甲二郎が呆気《あっけ》にとられてみていると、やがて、四馬剣尺のダブダブの服のなかから、ピョコンととびだしてきたものは、ああなんと、小男と立花カツミ先生ではないか。
カーテンの陰にかくれていた七人も驚《おどろ》いたが、それにも増してびっくりしたのは木戸と仙場甲二郎。まるで蛙《かえる》でも踏んづけたように、ギャッと叫んでとびあがった。
このなかにあって、唯ひとり、腹をか
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