すると、
「なるほど、それじゃいつか牛丸君を誘拐《ゆうかい》した、六天山塞《ろくてんさんさい》の山賊のゆくえをさぐるために、チャンウーの店を監視《かんし》するというんだね」
「そうです。そうです。ぼくらは警察に協力して、一日も早くあの山賊をとらえたいのです」
春木少年が、熱心にお願いすると、小玉氏はにこにこ笑って、
「よしよし、いや、いまどきの少年、すべからくそれくらいの勇気がなければならぬ。いいとも、君たちの頼みをきいてあげよう。しかし、ここに条件がある」
と、いって、小玉氏はつぎのような条件をだした。
まず、第一に、自分たちがまだ子供であるということをよく心得《こころえ》て、決して危《あやう》きにちかよらぬこと。第二に、何か変ったことを発見したら、すぐに警察へ報告し、みずからは手だしをしないこと。第三に、夜九時までにみんな揃って帰宅すること。
「わかりました。お父さん。ぼくたちは決して、お父さんに御心配をかけるようなことはしません」
春木少年が一同を代表して断言《だんげん》すると、小玉氏はにこにこ笑って、
「よしよし。それじゃ、今夜から監視をはじめるのだろうが、君たち、飯は
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