、これから神さまのおさばきを受けるように用意をしてあげるよ」
 猫女は、へんなことをいった。机博士が、その言葉の謎をとこうとしていると、いきなり目かくしをされてしまった。もちろん猫女の仕業《しわざ》だった。ぎゅうぎゅうと二重に目の上をしばってしまった。机博士は恐怖におそわれ、それについて抗議をした。と、口の中へハンカチだか何だかを突っこまれた。あッとおどろいていると、口の上をぐるぐると布でまかれてしまった。もう声がだせない。猫女の手ぎわのよいことはおどろくばかりだった。
 それから猫女は、机博士の身体に、ロープをぐるぐるまきつけた。それがすむと女は博士の腰のところを叩いて、
「さあ、お歩きな。お前さんのこしらえておいた抜け穴から外へでるのだよ」
 なんでも知っている猫女だった。なんというすごい奴だろうと、ものがいえない机博士は、くやしさとおそろしさに、からだをふるわせるばかりであった。
 歩いて、穴の外へでた。ひやりと涼しい風が首すじに吹きつけたので、それと察した。いやまだある。眼かくしの布の下に、ほんのすこしばかりの隙《すき》があって、外の明るさが感じられた。これはさっき目かくしをさ
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