電灯が全部消えた。完全な暗黒となった。そしてつづけさまに、いろいろな器物のこわれる音がした。
机博士の声はしなかった。また頭目の声もしなかった。
博士は、おそろしいものを見たのだ。
頭目の骸骨像によって、頭目の正体は、世にも奇怪なものであることが判明した。それはたしかに小さな男だった。その小さな男が、足に一メートル位もある高い棒をつけて立っているのだ。その上に裾《すそ》を高くひいた中国服を着ている。こうしてエックス線で透視してみないかぎり、頭目の秘密が明かるみへだされることはなかったであろう。
四馬頭目の正体は、小さな男だったのか。
この部屋に、このおそるべき光景を見た者が外にもう二人いた。それはその前にこの部屋に忍びこんでいた春木少年と牛丸少年とであった。二人はおそろしさに、もう生きた心地もなかった。さて、まっくらがりになったこの部屋のおさまりは、いったいどうなるのであろうか。
秘密《ひみつ》の抜《ぬ》け穴《あな》
(われらの首領というのは、小男であったのか!)
机博士は、その意外に心をうたれ、危険の中に、しばらくぼんやりしていたほどだ。
彼は、首領がもっとほ
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