たしと行動を共にすると、ずいぶんふしぎなことが次々に起るんだけれど、なるべくそれについて、いちいちわけをきかないようにしてね。でないと、いちいちそれをあたしが説明していると、かんじんの仕事ができなくなるんですものね。くわしいことは、あたしが救われて安全になった上で十分お話することにして、それまでだまって、あたしのさしずに従って下さいね。いいこと」
雪子の話によると、ふしぎなことがあっても何も聞いてくれるなというのだ。
「むずかしいんだね」
道夫はにが笑いをした。
「さあ、それではいきましょう。道夫さん、目をつぶっていて。そしてちょっとの間、苦しいでしょうけれど、がまんしていてね、あんまり苦しければ、そういってもいいことよ。でもなるべくがまんして下さるのよ。そして眼をあけていいわといったら、眼をお開きなさいね」
「分ったよ」
「そしてその間、あたしは道夫さんの身体を抱えているんだけれど、おどろいちゃだめよ。なんだか気味のわるい振動を感じるかもしれないけれど。……それからもう一つ、道夫さんの方から、あたしの身体にすがりついてはだめよ。これはきっと守ってね」
「面倒くさいんだなあ。ぼく、
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