、四人ずつのって、天井をこわそうと、大きなこぶしをふりあげて、がんがんと叩く。そこを叩きわられてはたいへんだ。
 上にのっている異人たちを、銃でもって射ちおとしたいと思ったが、上にのっているのでは射ちようがない。おまけに夜の闇は深くて、相手の姿をしかと見つけるのも容易なことではなかった。
(これは手おくれとなったかな。もっと早く、武器をとって相手をおっぱらうのがよかったかな)
 隊長も、さすがに暗い気持ちになった。
 たしかに手おくれに見える。このままでは、一同は、異人群のために捕虜になるか、うち殺されるかのどっちかだ。
 ああ、重大なる危機来る!
 そのときだった。とつぜん異人たちがさわぎだした。装甲車の上にいた異人《いじん》が四人、五人、風にさらわれたように吹きとばされたのである。とまたつづいて四、五人が、下にもんどりうってつきおとされた。
「や、カンノ君が、かけつけてくれたぞ。カンノ君は機銃《きじゅう》で異人たちを射っているそうだ」
 マルモ隊長の受話器にも、他の隊員の受話器にも、カンノ博士の声がはいって来て、一同をはげました。
 カンノ博士と正吉少年と、その他に三名の隊員が、装
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