しい奴です」
「らんぼうするな、しかたがない。隊員はこっちへ固《かた》まれ。そしてらんぼうする相手に反抗しろ」
 マルモ隊長は、ついに争闘《そうとう》を命令した。
 このらんぼうなる異人の一団は、何者であろうか。


   大暗闘《だいあんとう》


 なにしろその異人《いじん》たちはなかなか力があって、マルモ探検隊員は圧迫されがちであった。その上に人数も相手の方が倍ぐらい多いのである。形勢はよくない。
 隊員たちは武器を持っていないわけでなかった。だがマルモ隊長は、それを使うことを命じなかった。隊長としては、出来るだけ平和的手段でもって事をかたづけたかったからである。だが、困ったことに、相手とはことばが通じない。電波を出して、
「もしもし、君たち、らんぼうは、よしたまえ。話があるなら聞きますよ」
 と呼びかけても、相手はさっぱり感じないのであった。
 その上、相手は力がある。マルモ隊長は、隊員を一つところにあつめて円陣《えんじん》をつくり、まわりからおどりかかって来る相手めがけて、そのへんにころがっている大きな岩石をなげつけさせた。そうして相手を近づけないようにするためだった。
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