、火星人にあいたいのです。隊長さん。火星人探検には、いつお出かけになりますか」
正吉は、思っていることを、ぶちまけた。
「火星にわれわれ人間以上の高等な生物が住んでいるというのは、伝説にすぎないのではないかね。ねえ、カンノ君」
マルモ隊長は、かたわらのカンノ博士をふりかえった。
「そうです。私もそう思います。たとえ火星人というものが住んでいるにせよ、われわれ地球人類よりは下等なものであろうと思いますね」
カンノ博士は神秘《しんぴ》な火星人説を信じないと明言《めいげん》した。
「おやおや、それでは、せっかく火星人と仲よしになって握手しようと思って来たのに、がっかりしちまったなあ」
正吉は、ほんとにがっかりした。するとカンノ博士が、正吉を元気づけるようにいった。
「しかし君がさっき見た他の中の怪魚は、たいへん興味がある生物だ。おそらくそれが、火星に住んでいる一番高等な生物ではないかと思うね。先年ガーナー博士がテレビジョン装置をつんだ無人ロケットを飛ばし、火星の上空から三週間観測したが、そのときの報告に、「水中にやや高等なる動物がいるらしい。注意を要する」と書いてある。火星の生物につ
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