いた。
「何者かがここから運び出して、島のあるところに運んだのです。僕もそう思った。そこで五ヶ年の間、それをさがしつづけてみたのです」
「それでラウダ、君にはわかったのだね」
「確かではないがある程度はね、しかしそこは僕らの手にはおえないところなのだ」
「そりゃどこだ」
「恐竜の巣《す》の穴《あな》らしいんだ。それも、らしいというだけで、はっきりはわからない」
ダビットは首をふりながら、
「残念ながら、ここは暗すぎてカメラに入れるのは無理だ。外に出よう。どうも僕にはこんなミイラ君とは仲よしになれそうもない」
そこで、一同はふたたびラウダに案内されて、甲板に出た。
船尾から船首へ。
「おや大砲がある」
「およそ古いね」
「大昔の海賊が、おもいやられるね」
「昔はこれで戦ったんだから、戦争も悠長《ゆうちょう》なものだったに違いない」
そんな会話をしながら歩いてゆくと、
「やっ」
とラウダが何におどろいたか、突然のさけび声をあげた。
「どうしたんだい、ラウダ」
「船の位置が、船の位置がちがっているんだ」
彼は湖面を指さしながら、絶叫《ぜっきょう》した。
「五年の間、少しも動かなか
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