ポチは玉太郎の腰にとびついた。玉太郎が腰をかがめると、うれしくてたまらぬとばかり、鼻の頭をなめ、ほおをペロペロやり、ちぎれるばかりに尾をふった。
「やあ、ポチ、元気がいいなあ、御主人に会えてうれしそうだね」
 ダビットはそういいながら、玉太郎とポチのようすをカメラにおさめた
 撮影用のレンズは玉太郎から移動して、例の怪巨船《かいきょせん》にうつり、さらに岩道をこちらにやってきたラツールと怪人にむけられた。
「ラツールさん」
「おお玉ちゃん、よかったねえ」
 ラツールは玉太郎の頭をなで、ついでケンやダビット、張の手をにぎった。
「よく生きていましたね」
 とケン。
「ええ、このラウダ君、いやまだ、みなさんに紹介していないが、ラウダ君です」
 ラツールは後に立っている怪人の方をふりむいた。
 ラウダ君と紹介されたその人は、ボロボロの服をまとい、髭もぼうぼうとはやした人間ばなれのしたようすをしている。
「前の探検隊員の生き残り勇士ですよ」
「数年ぶりで英語が話せて、こんなうれしいことはありません」
 ラウダはケンやダビットと握手した。
「僕はこのラウダ君に助けられたのです。皆さんが僕を
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