翌朝になると早くも次のもくろみに手をつけた。
 彼は二人の水夫をつれて、海岸づたいに右の方へ歩きだした。
 それに気がついて、マルタンは天幕からとび出すと、大声で彼らを呼びとめた。そして彼らがどこへ行くのか知らないが、それよりも今日はすぐに恐竜洞へはいって、昨夜はついにかえらなかった玉太郎たちの安否《あんぴ》をたしかめ、必要なら救助作業をしてもらいたいものだと申入れた。
「まあ、それはあとでいいよ。もっとも、君が早くそれをやりたいというのなら、われわれにかまわず、先へやってくれてさしつかえなしだ」
 モレロは、そういうと、再びマルタンの方へふりむこうとせず、二人の水夫をうしろにしたがえ、砂をざくざくと踏んでいってしまった。
 三人は、いったい何をするつもりであろうか。
 そこをどんどんいくと、読者諸君もご存じのように、石垣式《いしがきしき》の小桟橋《こさんばし》がある。それを越えたところに、カヌーがひっくりかえったままになっている。
 そこを右手へまがる。やや切りひらいた土地があるが、今は雑草が人間の背よりも高くしげっていて、ちょっと見たところでは、足のふみ入れようもない。三人は、雑草
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