――しかし危険きわまる熱心さだ』
 そういった帆村は屋上に出た。僕も彼のあとにつづいて外に出たが、そのとき帆村は莨《たばこ》を吸うため、ぱっと燐寸《マッチ》をつけているところであった。
[#地付き](「シュピオ」一九三八年四月号)



底本:「「シュピオ」傑作選 幻の探偵雑誌3」ミステリー文学資料館・編、光文社文庫、光文社
   2000(平成12)年5月20日初版1刷発行
初出:「シュピオ」
   1938(昭和13)年4月号
入力:網迫、土屋隆
校正:門田裕志
2005年3月17日作成
青空文庫作成ファイル:
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