い攻撃を加えたりするのはまちがっていないかと思うが、どうだ」
僕は、ここぞと熱弁《ねつべん》をふるった。
「それこそ君たちの一方的な考え方だ。とにかくわれわれの現《げん》に蒙《こうむ》っている損害を見てくれれば、どっちの主張が正しいか分るのだ。われわれは今までに、がまん出来るだけのがまんをして来た。しかしもうこの上はがまんが出来ないのだ。君はこれから海底の下へおりて、われわれの蒙っている実害を視察するのだ。その上で改めて君の釈明《しゃくめい》を聞こう」
海底の下へ――とは、海底の下に、まだ国があるのだろうか。彼等トロ族の住んでいる国がそこにあるのだろうか。魚人《ぎょじん》は、僕を海底のまたその下へ引きずりこもうとするのだ。どうしよう。行こうか、それとも断《ことわ》ろうか。
「よろしい。僕は視察する。万事《ばんじ》は視察した上でのことだ」
「来たまえ。そして見たまえ」
魚人は僕の手をとると、どんどん足許《あしもと》を掘り始めた。彼の足はプロペラのように動いて、みるみる穴が大きくなっていった。僕のからだはその穴へ引きずりこまれた。穴のふちは、僕の目の高さよりはるかに上にあった。
「来
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