《きどう》をとっていたから。
 ジャンガラ星が、地球に対しあと一万メートルの距離に達したときには、地球人のおどろきは一段とたかまり、さわぎであった。ジャンガラ星は、慎重にかまえて、距離千メートル以後は一日に百メートルずつ高度を下げて行き、百メートルの最少距離になると、それ以上近づかない予定であった。また、ジャンガラ星は、だいたい南アメリカのアマゾン川に面した空中に停止する予定であった。ところがこの予定は、はずれてしまった。
 ジャンガラ星は三日も早く地球の方へ吸いよせられ、ついには百メートルの最少距離を残すどころか、そのまま南太平洋の海面に接触してしまった。そして接触するやたちまちものすごい爆発を起して、ジャンガラ星は煙とも灰ともつかぬ微粒子《びりゅうし》となって、空をおおってしまった。それは地球全体の空をおおいつくし、太陽の光は色をうしなってしまったほどであった。これは星と地球の海水との間のすごい摩擦力《まさつりょく》でそうなったものであろう。
 ジャンガラ星は、こうして姿を変えた。地球もめいわくな空中塵《くうちゅうじん》になやまされなければならなかった。ある学者は、この空中塵が地球
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