いたことがない。ポコちゃんは聞いたことがあるかい」
「ぼくだって、もちろん聞いたことなんかありやしない。なぜだろうね」
「きみは、そのカロチ教授に、そのわけを聞いてみなかったのかい」
「うん、聞かなかった。だって教授は、そのときたいへんきげんを悪くしていたもんでね」
 そういっているとき、カロチ教授が、汗をふきふき林をふみわけて二人の方へ近よってくるのが見られた。教授が来たせいか、星人たちはきゅうにおとなしくなった。しかし安心はならない。


   仲なおりの宴《えん》


 カロチ教授をかこんで、山ノ井と川上とはいろいろと話をした。
 その結果、二少年と星人との間にもつれていた感情《かんじょう》がきれいにとけた。それはどっちにとってもさいわいなことだった。
 二少年が意外に感じたのは、このジャンガラ星の上では、植物の生命《せいめい》というものがひじょうに重く見られていることだった。それは地球の上でいうと、牛や馬、いやそれ以上に値うちのあるものとし、またかわいがらなくてはならないものとされていた。
 なお、そのわけについて、カロチ教授は、こんなふうにいった。
「見てもわかるでしょう。こ
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