士だったのです。博士は、そのようなときがくるのを待っていたのです。しかも、ぐずぐずしていれば、秘密艦隊の爆撃のそば杖をくわないともかぎりません。
 だだだーん、ひゅーっ、どどどん。
 地上からは、半ば壊れながらも、隊長機が、しきりに空中にむけて、砲弾をうちあげています。敵ながらあっぱれの隊長機でありました。それに応じて、わが空中部隊も、ここを先途《せんど》といさましい急降下爆撃をくりかえします。地上は硝煙《しょうえん》につつまれ、あたりはまっくらになりました。
「これは、すごいことになったぞ」
 こうなると、兵曹長も、これから先、自分の運命がどうなるのか、まったくわからなくなりました。あとからあとへつづけざまの爆裂、雨のようにとびくる爆弾の破片、それらはあまりにはげしく、兵曹長は、一時怪塔ロケットをとりにがした無念さをわすれるほどでありました。
 それから何分かたって後のことです。
 地上にあった隊長機は、ついに一大音響をあげて爆発しました。そしてロケットは、一団の火の塊《かたまり》となり果て、その焔《ほのお》は、えんえんと天をこがし、すさまじい光景となりました。
 この大爆発のため、
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