揺れて、艇の出入り口に近づく。担架には誰か寝ている。しかし担架をかついでいる者の姿は見えない。ただ、長いシャツのようなものをひきずって、首も手足もない奇妙な形をしたものが、担架をとりまいている。そしてもう一つ、べつの奇妙な形をしたものが、担架のまえに立って、歩いている。それは、他のものとちがって、冠《かんむり》みたいなものがうえに輝いていた。
「先に立って歩いているのは、ガンマ和尚《おしょう》みたいですね」三根夫がいった。
「ガンマ和尚がね。いったいどうしたというのだろう」隊長はいぶかった。三根夫は、ガン人の姿がはっきり見えるようになる変調眼鏡を取りにじぶんの部屋へ走った。かれが、変調眼鏡を手にとって、もとの艇司令室のほうへ引返そうとする出合い頭《がしら》に、れいの担架が入口をはいってきた。
「どうしたんだ」
「なんだ、なんだ」と、隊員はあつまってきた。
「テッド博士にお会いしたい。ふたりの勇士を送り届けにきたのです。わしはガンマ和尚でござる」
 冠の下から、特徴のある声がひびいた。三根夫はこのとき変調眼鏡を目にあてることができた。三根夫は、ガンマ和尚の顔を見ることができた。れいのとお
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