もっているはんらん軍は、全滅になるはずだ。ふん、これなら大丈夫うまくいくぞ」
 ペペ山にたてこもる王子ロロ公爵軍を一どきにやっつけてしまおうと、火星兵団長の丸木は、地底戦車隊に出動を命じた。
 そばにいた千二は、これを知ってたいへんだと思った。ペペ山の下が、地底戦車のためくりぬかれ、下から爆破されると、ロロ公爵も一しょに、こなごなになってしまうであろう。
「丸木さん。折角かえって来たロロ公爵を、そんなひどい目にあわせないで下さい」
 と、千二は忠告をこころみた。
「いや、いいんだよ。これが戦争なんだ。第一、おれにそむく奴なんか、一刻も、生かしておけないよ」
「丸木さん、あなたは自分のことばかり考えて、火星国全体のことを考えないから、いけないと思うなあ」
「いや、いずれはおれが火星国を、おさめるようになるのさ。おれが一度号令すると、火星兵団は手足のように、うごくのだ。だから、今の火星王よりは、ほんとうは、おれの方がえらいのさ」
 丸木は、たいへん思いあがっているようである。
「丸木さん、それはよくない考えだよ。きっと、今に自分で自分がわるかったと、さとるときが来るだろう。僕は、ほんとうの
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