て来るのは、奇妙な砲弾なんです」
「奇妙な砲弾とは」
「一種の溶解砲弾です。しゅうと飛んで来て、ぽかんと破裂すると、白っぽい汁をあたりへまき散らすのです。そこからガスみたいのものが、もうもうと出て来ます。こっちの兵が、それにあたると、からだが、とろとろにとけてしまうのです」
「ああ、そうか、なるほどなるほど」
「丸木閣下、かんしんなさっていては困ります」
「いや、その砲弾なら、われわれ火星兵団が地球へ攻めていった時、ふりかけられて弱ったやつだ。うむ。察するところ、ロロとルルの奴、蟻田博士からそのような砲弾のつくり方を教えられ、それをひそかにつくってペペ山にかくしておいたものにちがいない」
丸木は、そう言って、少しおじけづいたようであった。
「とにかく、わが軍の死者すでに何千という、たいへんな損害です。どうしましょう」
「弱ったなあ。まさか、そのようなものを持っているとは、考えていなかった。よろしい。それでは、こっちは地下をもぐっていく戦車隊をくりだそう。そうしてペペ山を、その真下から根こそぎ爆発させてしまおう。それなら、相手のもっている溶解砲弾はペペ山とともに爆発するから、ペペ山にこ
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