王の王子たちです。ロロ公爵とルル公爵です」
「ほう、ロロとルルか。あの死にぞこないめが、もうそんなところに立てこもって、いばりちらしているのか」
「丸木閣下、相手は、なかなかすごいいきおいで、こっちへ攻めかけて来ます。この分では……」
「おれが来たからには、もう大丈夫だ。うむ、ちょうどいい。ペペ山をぐるっととりまいて、ロロとルルをここで完全にやっつけてしまおう。あいつら二人さえいなければ、火星の上は、だれも苦情を言うものがなくて静かなんだ。それから蟻田博士なども、きっと、おとなしくなるだろう」
 そう言っている時にも、彼我《ひが》の砲弾は盛にとびかい、その爆発音は天地をふるわせ、硝煙はますますこくなって、おたがいの陣地をかくしてしまう。
 丸木戦争大臣は、司令塔にのぼって、明かるい映写幕を見ている。
 彼と我との戦争のもようが、ちょうどその真上から見下したように、うつっている。
「なんだ、こっちも、どしどし撃っているのに、こっちが負けているなんて、へんなことじゃないか。おい、司令官。これは、どうしたわけだ」
「それなんです、丸木閣下。こっちの撃っているのは破壊弾なんですが、ロロ軍が撃っ
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