て来たようである。
ごうん、ごうん。
突撃隊の持っているガスピストルやガス銃は、消音式になっていないから、さかんに大きな音を立てる。
ぱかっ、ぱかっ、ぱかぱかっ。
あちらでもこちらでも、火星兵の胴中が破裂する。しゅうっ、しゅうっと、えらい響である。
たちまち、あたりは黄いろい煙に閉じこめられて、まるで先が見えなくなった。
しかし、ガスピストルの音と、火星兵のかぶっている胴がとけて爆裂する響と、それに交って、双方の死物ぐるいの叫び声が、ものすごく山々をゆすぶった。一体、どっちが勝っているのか負けているのか、さっぱり見当がつかなかった。
そのうちに、ピストルの音が、はたとやんだ。しきりに聞えていた火星兵の胴の爆裂音も、にわかにとまった。はて?
珍しい大合戦だ。
火星人と人間との、追いつ追われつの合戦だった。いつも人間隊が、みじめにやっつけられていたが、今度という今度は、人間隊は、強きをほこる火星人隊を向こうにまわして、かなり有利にたたかった。
急に静かになったのは、どういうわけであるか。
大江山隊長、蟻田博士、新田先生の三人は、一つところに集って来た。
「博士、新田さ
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