その結果、あと二日後には各国のロケット隊が、連合の編隊をつくり、その数も五百台というたいへんな数で、一気に地球を飛出し、金星へ向けて飛行しようという相談がまとまった。そうして、この連合脱出隊のことは、火星兵団には、ぜったい洩れないように気をつけ合ったのである。
連合脱出隊のことは、極力秘密を保たれてあった。
いよいよその日、各国のよりすぐったロケット隊は、空中の某点に集合することを、あらかじめよくうちあわせておいて、めいめいその基地を出発したのであった。
その基地といっても、一国に一箇所では目に立つからというので、方々に分けた。アメリカのごときは全国六十五箇所に基地を作り、そこから二台または三台ずつのロケットを、同時に飛出させたのであった。
彼らは、無事に空中の某点に集合することが出来た。
「ふむ、うまくいったぞ」
と、乗組員たちは、五百台からのロケットから成る堂々たる脱出隊の威容をながめて、にっこりと笑ったのであった。
そこで、連合脱出隊は一せいに舵をとりなおして、金星を目あてに飛行を始めたのであった。
ところが、それからものの五分もたたないうちに、
「ああ、あそこに見
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