で、ついに火星兵団に勝つことは出来なかったばかりか、地上における火星兵団の基地攻撃さえ、うまくいかず、大損害を受けた。
「どうにも手段がない。どんなことをしてみても、火星兵団を打破る見込は立たない」
「仕方がない。この上は世界同盟をつくり、各国の智慧者を集めて、火星兵団の暴力に手向かう方法を考え出すことにしようじゃないか」
「それがいい。それの外はない」
 その昔、地球の上で、互にはげしい戦争を交えた各国も、こうなっては、にらみ合ってもいられず何とかして手をにぎり合って地球総力戦の体制を作り、火星兵団に対抗するより外途のないことが、彼らにも、はっきりわかって来た。
「そんなことを言っても、今から寄合をして、いい考えを出したんじゃ、もうおそいよ。そんなことは、もっと早くから気がつかなければならなかったんだ」
「だって仕方がないよ。今になって、やっと地球総力戦の体制をつくることに気がついたんだ。それに、今まではお互に各国とも、にらみ合っていたんだから、そうかんたんに一しょにはなれないよ」
 各国の足並は、まだみだれがちであったが、とにかく、日一日と、地球総力戦の体制が、まとまって来た。
 
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