ものが飛びだすなんて」
「ああ、わかった、わかった。じゃあ、それは、火星人の子供なんだよ。ひきころされた火星人の腹の中に、その子供がいたんだ」
「子供? 子供なら、やはりぐにゃぐにゃしていなきゃあならない。あれは、干物のようにこちこちだったよ。子供じゃないだろう」
「そんなことを言うと、ますますわけがわからなくなるじゃないか」


   39[#「39」は縦中横] 秘密とける日


 火星人の胴がばらばらになって、その中から飛びだした不思議なゴムだこのようなものの正体について、三人の小学生はたいへん知りたがったが、彼らの仲間では、ついにそれをとく力がなかった。
 その前に、新田先生たちが、火星人の首がぽろりと落ちることを発見している。これも全くわけのわからないことだ。
 一体火星人は、どんな体を持っているのであろうか。火星人は鉄の体を持ち、そうして首がはなれ、手足がはなれ、それから胴中がわれて、へんなゴムだこみたいなものが飛びだす。何ということであろう。人間の知識では、火星人の体の秘密について、いくら答えを出そうとしても、それを出す力がないのではなかろうか。
 まず、その通りであった。
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