らだを伏せた。
すると、また別のぐうぐうという音がして、穴の中から二つの大きな頭が現れた。
あっ、火星人だ! 火星人が、そこに残っていたのだ。
二人の火星人は、佐々の姿を認めてびっくりした。一旦、穴を飛出そうとしたが、また急に引返そうとする。
「こら、待て」
佐々刑事は、大きな声で叫ぶと、床をけってはねおき、二人の火星人めがけて、
「やっ」
と、飛びついた。
佐々刑事は二人の火星人に見つけられ、このまま引込んでは、こっちに弱みが出来ると思ったので、やにわに、二人の火星人に飛びついたのである。
火星人は、これにはたしかに、肝をつぶしたようである。妙な声をあげると、彼らは、へたへたとその場にへたばった。同時に、三人の体は下に落ちて行った。二人の火星人は、何だかエレベーターのようなものに乗っていたのである。そのエレベーターが、三人を乗せて下に落ちたのである。とたんに、えらい音がした。
「ふん、おどかしやがる」
佐々は、顔をしかめながら起きあがった。腰骨が折れたかと思ったくらいである。頭の中がびいんとなった。
二人の火星人はどうしたかと思って、後を見ると、二人とも気を失ったの
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