しては、何だかへんだね。だって、早くなったり遅くなったりするようだよ」
「そうですか。機械の音でないとすると、何でしょうか」
「どうも、わからない」
と、先生は吐きだすように言った。
「もし、地底に、誰かがかくれているのだったら、われわれは今、たいへんあぶないことをやりはじめたことになるのかも知れない。と言って、せっかくここまで来たのだから、このまま引きかえすのも残念だ」
新田先生は、どうしようかと困っているらしい。
「先生、やっぱり、下へおりてみようではありませんか」
と、千二は、勇敢に言った。
「下へおりると言うのだね。よし、そんなら、行ってみよう。さらに一そう用心をしておりて行くのだよ」
それから二人は、さらに足音を忍ばせて階段をおりて行った。
すると、階段が尽《つ》き、二人はしめっぽい土のうえにおりた。
懐中電灯の光でさぐってみると、あたりは、なかなか広い。それだけに、気味の悪さは、一そう加わった。
「おお、あの見当だ。おや、ぽうっとあかりが見えるぞ」
暗い廊下の奥に、穴でもあるらしく、下からぽうっと、光が天井の方へ映っている。
「何の光であろうか?」
新田先生
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