1−13−3]

       8
   _______
74□)□□□□□□
    □□□2
    ―――――
     □9□□

※[#丸4、1−13−4]ハ沼津市駅前、菊屋食堂ノ「ロンドン」塔ノ写真ヲ焼付ケテアル鏡ノ裏面。塔ノ上ヨリ三ツ目ノ窓ニ星印アリ
[#ここで罫囲み終わり]
 これは例の新宿追分ハマダ撞球場にしまってあった世界的撞球選手ジョナソンのポスターの裏に紫外線灯をさしつけて素早く読みとった文字の写しであった。これによると、割り算が三段となって、一段殖えた。
 帆村は躍起《やっき》となって、この月足らずの割り算に注意を向けた。第三段目に□9□□という四位の数字が殖えたが、これによって、謎の枠《わく》の中の数字をまた新しく類推できるにちがいないと思った。
 彼はノートを書きなおした。
[#ここから罫囲み]
[第四図]
※[#丸3、1−13−3]

       8←ハ
   _______
74A)BCDEFG
↑↑  HIJ2←ニ
イロ  ―――――
     K9LM
      ↑
      ホ

[#ここで罫囲み終わり]
 これについてまず分るのはDはJよ
前へ 次へ
全43ページ中23ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
海野 十三 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング