してヒトミと東助とは、にぎやかな町のまん中にいた。
とつぜん、どすんどすんと、大きな音がした。音のした方を見ると、大きなビルディングの屋上に近いところから、土けむりがあがり、建物の一部がこわれて、ばらばらと下に落ちてくる。
あっ、通行人がたおれた。けがをしたんだ。バスが、ぺちゃんこになった。建物のかけらが、満員のバスの上に落ちたからだ。
「ややッ、たいへんだ。どうしたんだね」
「隕石《いんせき》のでかいのが落ちてきたんだ。めずらしいできごとだ」
といっているとき、またもや大怪音《だいかいおん》だ。さっきのよりも、もっと大きい。
「おお、えらいことだ。五十五階の摩天《まてん》ビルが半分に折れて、あれあれ、あのようにこっちへ倒れてくるぞ。早くにげろ」
「どうしたんだ。あんな丈夫なビルが、二つに折れるなんて」
「とても大きい隕石《いんせき》が、ビルにぶつかったんだ。あたご山ぐらいの大きい隕石だったぜ。あんな大きなものにぶつかっては、どんなビルだってたまりゃしない。ああ、いけねえ、早くにげろ」
ものすごい音響、つづいて、天地もくらくなるほどの土煙。東助はおどろいて、ヒトミの手をとってに
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