つづいているのです。まもなく、広場につきます。そろそろ、おそく動く道路の方へのりかえましょう」
 ポーデル博士は、東助とヒトミの手をとって、五|色《しょく》の路をぴょんぴょんと一つずつとび越えていった。
 きれいなにぎやかな町のすぐそばを、白い道路はゆるやかに走る。
「あ、日本人もいる。いや、日本人が一番多い。先生、ここは日本人の移民地《いみんち》ですか」
 東助は目をかがやかして、たずねた。
「ここは日本人がひらいた海底国です。国土のわりに人口がたいへん多すぎる日本人は、暮してゆくのにたいへん困りました。そこで考えたのは、海の底をひらいて、そこに住むことです。いや、住むだけではなく、海底にも陸地があるから、そこを掘れば陸にあると同じように、銅や鉄を含んだ鉱石や、石油や石炭もたくさんあるにちがいない。そういう信念と調査研究とを力として、この海底国をすこしずつ建設していったのです」
 ポーデル博士のお話によって、「なるほどなあ、海の底に陸地があるということを、すっかり忘れていたよ」と、東助は自分の頭のわるいのがはずかしくなった。
「さあ、広場が見えだしました。おりましょう」
 ポーデル博
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