、而して求めよ、高遠なる虚想を以て、真に広濶なる家屋、真に快美なる境地、真に雄大なる事業を視よ、而して求めよ、爾《なんぢ》の Longing を空際に投げよ、空際より、爾が人間に為すべきの天職を捉《と》り来れ、嗚呼《あゝ》文士、何すれぞ局促として人生に相渉るを之れ求めむ。
[#地から2字上げ](明治二十六年二月)
底本:「現代日本文學大系 6 北村透谷・山路愛山集」筑摩書房
1969(昭和44)年6月5日初版第1刷発行
1985(昭和60)年11月10日初版第15刷発行
初出:「文學界 二號」女學雜誌社
1893(明治26)年2月28日
入力:kamille
校正:鈴木厚司
2005年1月27日作成
青空文庫作成ファイル:
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