てならないのは言葉というものの真意義である。言語を生かさなければ[#「言語を生かさなければ」に傍点]――言葉が生命とならなければ[#「言葉が生命とならなければ」に傍点]――言葉が生命となった詩でなければ[#「言葉が生命となった詩でなければ」に傍点]、まことの象徴詩ではない[#「まことの象徴詩ではない」に傍点]。そして我々の心が物心一如の境地に到達しなければ言葉は我々の生命となり得ないのである[#「そして我々の心が物心一如の境地に到達しなければ言葉は我々の生命となり得ないのである」に傍点]。
[#地付き](「樹」八号 大正三年十二月)
底本:「山頭火随筆集」講談社文芸文庫、講談社
2002(平成14)年7月10日第1刷発行
2007(平成19)年2月5日第9刷発行
初出:「樹 八号」
1914(大正3)年12月
入力:門田裕志
校正:仙酔ゑびす
2008年5月19日作成
青空文庫作成ファイル:
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