を彷徨したものだつた」に傍点]。
断――空――暗――明――黙
五月十九日[#「五月十九日」に二重傍線] 廿日[#「廿日」に二重傍線] 廿一日[#「廿一日」に二重傍線] 廿二日[#「廿二日」に二重傍線]
老いてます/\醜し[#「老いてます/\醜し」に傍点]。
五月廿三日[#「五月廿三日」に二重傍線] 曇――雨。
早起、身辺整理。
無、無、空、空。――
午後、樹明君来てくれて酒を買うてくれる、ありがたい、ほろ酔機嫌で湯田へ行く、ほんに温泉は身心をしづめてくれる、ありがたい。
[#ここから1字下げ]
┌つゝましく、くよ/\せずに
└すなほに、けち/\せずに
[#ここで字下げ終わり]
五月廿四日[#「五月廿四日」に二重傍線] 雨。
バス代がないから(昨夜はY店の主人に切手を銭にかへて貰つて宿料を払ふたのだが)はだしで歩いて戻つた、よかつた。
斎藤さんから近著東洋人の旅[#「東洋人の旅」に傍点]が来てゐた、さつそく読み初めた。
五月廿五日[#「五月廿五日」に二重傍線] 晴。
終日読書。
新緑がいよ/\うつくしい、鶯がよい声でうたふ。
東洋人の旅[#「東洋人の旅」に傍点]
前へ
次へ
全110ページ中63ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
種田 山頭火 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング