私はほんたうに不孝者であることを痛感した。……
身心沈静、やりきれなくて街へ出かけて酔ふ。
春雷、身心ぐた/\になつて、それでも戻つて来た。
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味ふこと
     (酒を飲む態度)
酔ふこと
[#ここで字下げ終わり]

 五月九日[#「五月九日」に二重傍線] 雨。

起きあがれない、……寝床にもぐりこんだまゝで悶えるばかりだ。
敬君来庵、酒と下物を持参、飲んで話してゐるうちに、だいぶ身心がやすらかになつた、友はありがたいもの、酒はうまいもの。
今日は樹明君を待つたがたうとう来てくれなかつた。

 五月十日[#「五月十日」に二重傍線] 晴。

すこし落ちついて来た、よく食べてよく睡れた。

 五月十一日[#「五月十一日」に二重傍線] 十二日[#「十二日」に二重傍線] 十三日[#「十三日」に二重傍線] 曇。

こんとんとして何物もなし。――

 五月十四日[#「五月十四日」に二重傍線] 曇。

一切放下着、流るゝまゝに流れよう[#「流るゝまゝに流れよう」に傍点]。
……………………
なりきれ[#「なりきれ」に傍点]、なりきれ[#「なりきれ」に傍点]、何でもよいからその
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