を詠へ」に傍点]、山頭火を詠へ[#「山頭火を詠へ」に傍点]。
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心を広く強く[#「心を広く強く」に傍点]、高く[#「高く」に傍点]。
横に広く[#「横に広く」に傍点]――ではない。
縦に深く[#「縦に深く」に傍点]――である。
私の場合では。――
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四月十三日[#「四月十三日」に二重傍線] 晴――曇。
身心いよ/\安静、やうやく自分をとりもどした。
絶対禁酒はとうてい出来さうにもないが、節酒はどうやら出来さうである。
酒を味へ[#「酒を味へ」に傍点]、酒に敗けるな[#「酒に敗けるな」に傍点]。
克己[#「克己」に傍点]、克己[#「克己」に傍点]、克己[#「克己」に傍点]、克己が一切だ[#「克己が一切だ」に傍点]。
慊らない、何もかも――私自身に対して、そして句作の場合は殊に。――
風、風、風だつた、日中吹き通して、夜中も吹きつゞけた。
屋根の一部が吹きとばされる。
桜も散つてしまつたらう。
まことに花時風雨多である。
風の中の散歩も一興だつた、山はいつもうれしいものである。
寝苦しかつた。……
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貪らず、惴[#「
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