恐ろしいあさましい悪夢に襲はれた。
[#ここから1字下げ、折り返して2字下げ]
□精神が制御しきれない肉体!
[#ここから4字下げ]
幸福なる疾病ではあるまいか!
[#ここで字下げ終わり]
[#ここから1字下げ、折り返して2字下げ]
□人間的真実
[#ここから4字下げ]
自然の真実。
社会的真実。
[#ここで字下げ終わり]
[#ここから1字下げ、折り返して2字下げ]
□いのちはいのちなり[#「いのちはいのちなり」に傍点]、私はたゞそれをうたへばよろし[#「私はたゞそれをうたへばよろし」に傍点]。
[#ここから4字下げ]
いのちのリズム、俳句のリズム、山頭火のリズム。
[#ここで字下げ終わり]
[#ここから1字下げ、折り返して2字下げ]
□真実は[#「真実は」に傍点]生命なり。
生命は[#「生命は」に傍点]真実なり。
[#ここで字下げ終わり]
十一月廿六日[#「十一月廿六日」に二重傍線] 曇。
暗い、寒い、小雪でもちらつきさうな。
いよ/\冬ごもりだ。
閉居読書。
しめやかな雨となつた、よい雨だが屋根が漏ることはうるさい。
あたたかい夜だつたがねむれない、酒気が切れたからだらう
前へ
次へ
全138ページ中99ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
種田 山頭火 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング