して生きてゆくより外ない私である。
くよくよするな、すなほにおほらかに、けちけちするな。
しづかな一歩、たしかな一歩、あせらずたゆまず一歩一歩、その一歩が私の生死であり、私の生活である。
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井手君に
・待ちきれないでそこらまで夕焼ける空
・柱いつぽんをのぼりつくだりつ蟻のまいにち
・ひるねの夢をよこぎつて青とかげのうつくしさ(松)
改作
・ひとりとんでは赤蛙(松)
改作
・暮れるとやもりが障子に恋のたはむれ
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七月十九日[#「七月十九日」に二重傍線] 晴曇。
身心安静――清浄といつてもよからう。
桔梗が一りん咲いた。
アルコールが私の身心をどんぞこへまで陥れた、私は起ち上つた、そして甦りつつあるのである。……
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・蝉もわたしも時がながれてゆく風
・はなれてひとりみのむしもひとり
それをくれた黎々火君に
・草はしげるがままの、かたすみの秋田蕗
・彼のこと彼女のこと蕗の佃煮を煮つつ
・月がいつしかあかるくなればきりぎりす(雑松)
・それからそれへ考へることの、ふくろうのなきうつる
ゆふべいそ
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