」に傍点]から強く働らきかける力が出てくる。
あるときは澄み[#「あるときは澄み」に傍点]、あるときは濁る[#「あるときは濁る」に傍点]、そして流れ動かないではゐられない――これが私の性情だ。
湛へて澄む――行ひすますことは、私には不可能だ。
[#ここで字下げ終わり]
六月二十五日[#「六月二十五日」に二重傍線] 晴。
畑仕事。――
大根ふとれ、トマトなれ、蓮芋伸びよ、唐辛よ辛くなれ。
三つ植ゑつけて置いた馬鈴薯が三十ばかりに殖えてゐた。
土の抱擁と日光の愛撫[#「土の抱擁と日光の愛撫」に傍点]。
寝た、寝た、宵から朝までぐつすり寝た、ランプもともすことなしに。
六月廿六日[#「六月廿六日」に二重傍線] 晴、そして曇、雨。
拝受、々々、々々!
……最後の晩餐[#「最後の晩餐」に傍点]! 酒、酒、酒、酒。
六月廿七日[#「六月廿七日」に二重傍線] 曇、それから雨。
ぼうぜん、あんぜん、そしてゆうぜん、とうぜん。
[#ここから3字下げ]
蠅捕紙(連作風に)
蝿は蝿の死屍をつらね
死にきれない蝿の鳴いてもがけども
やつと立ちあがつたが、脚がぬけない蝿で鳴く
ひよいととま
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