四月三十日」に二重傍線] 晴、曇、雨。

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空も曇れば私も曇る
  雨か涙か――風が吹く
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昨日も今日も無言、誰にもあはない、あひたくない、終日終夜ぼう/\ばく/\。
夜中に樹明君が例の如く泥酔して来庵、しばらく寝て、そして帰つた。……

 五月一日[#「五月一日」に二重傍線]

あゝ五月と微笑したい。
朝、九州の旅先の澄太君から来電、一時の汽車に迎へて共に帰庵、半日愉快に飲んだり話したりした、ほんたうに久しぶりだつた。
折から大村さんがお祭の御馳走を持つてきて下さつた、うれしかつた。
そして六時の汽車に送つて、理髪して入浴して散歩して、そしてさみしく戻つて寝た。
やつぱりひとりはさみしい[#「やつぱりひとりはさみしい」に傍点]。
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・こゝろ澄めば月草のほのかにひらく
・てふてふとまる花がある
・空へ若竹のなやみなし
・酔ひざめの水のうまさがあふれる青葉
・うしろすがたにネオンサインの更けてあかるく
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 五月二日[#「五月二日」に二重傍線] 晴。

どうにもかうにもやりきれなくなつて、大田の敬
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