自由、流動、気魂[#「魂」に「マヽ」の注記]。
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十月九日[#「十月九日」に二重傍線] 曇、寒い。
朝焼がうつくしかつた。
昨夜の自分を反省して、仏前にお詑びした。……
しつかりしろ山頭火! あんまり下らないぞ!
煩悩無尽誓願断。
自覚すれば、醜悪にたへないやうな自分を見出すことはあまりにあさましい、自分のよさ[#「自分のよさ」に傍点]をも自覚しなければ嘘だ(人には誰でもよさ[#「よさ」に傍点]がある、あらなければならない)。
曇つて風が吹く、まさに秋風だ。
断食(絶食とは意味違ふ)と読書と思索。
――同一の過失を繰り返すことが情ない、酔はない時はしないこと――したくないことを酔中敢てするから嫌になる、自己統制[#「自己統制」に傍点]を[#「嫌になる、自己統制[#「自己統制」に傍点]を」は底本では「嫌になる、自己統[#「、自己統」に傍点]制を」]失ふのである、酒に即して自己を批判すれば、酒を飲んでゐるうちに酒に飲まれるのが悲しいのである。――
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其中漫筆
┌自己の生活認識
└社会の現実認識
┌知識
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